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【学生日記】part11

 あっという間に2月も終わり、3月に入って早一週間。昨日、2週間の滞在を終えて2人の子が帰っていきました。まずは、石川さんの感想からです。彼女は、自分の力で生活すると言う目標を立てて、何事にも進んで挑戦してくれました。

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 美しく温かいこの島で感じたこと 

 大学生活は楽しいけれど、その先はどうなるんだろう?ブラック企業や就職難などのニュースを聞くたびに、私もいずれ死んだ魚のような目をして、ただ日々の生活を浪費するだけになるんだろうと、そんな不安ばかりが大きくなってきた大学2年生の秋。何か希望を見出したくて参加したワーキングホリデーで私は、「自分の力で生活するビジョンを持つ」と言う目標を立てました。自分の力で生活するというのは、色々な意味が込められています。自分で料理する、洗濯機を回すといった家事をすることも含まれています。でも今回は、自分の稼ぎで生きていけるのか?自分に仕事ができるのか?働きながらも楽しく生きていけるのか?そういった事の具体的なビジョンを見出したかったのです。

 ここに来て、私の想像する仕事像が一部の限られたものだったのだと痛感しました。瑞々しい草木の香りを嗅ぎながら、青空を眺めながら、土をならす。ミツバチの見回りをする。時にはミツバチの食料となる花粉を入れて様子を見る。日暮れと共に仕事は終わり、家に帰った後はゆっくりと食事を作ったり、本を読んだり、お菓子を作ったりと充実した夜の時間を過ごせる。日付が変わる頃に帰宅し、適当にお風呂に入り寝て、朝も目が覚めないうちにごはんを飲み込んで会社に行くような、そんな仕事しかないのだと思っていたけれど、そうではありませんでした。こんな仕事があるのだと知ることができただけでも、私の不安は取り除かれました。

 ここに来て私は、自分の力で生活する未来の姿を、明るい方向へ考えられただけではなく、自分がどう生きたいかを真剣に考えて、それに向かって行動していこうという、小さいながらも力強い心の灯火を感じた気がします。そして叶うなら、この島、人々へ何か恩返しができるような人間になって戻ってきたいという夢を持ちました。

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Mar 08,2018


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